往年の親指シフトキーボードをUSB接続で最新のWindows、MACで使用できる様に改造したキーボードの一覧です。
キーボードのスイッチ、配線基板はそのままに制御回路とエンコーダファームを作り変えています。
[親指シフト] 親指S鍵盤使用手引※かな文字の入力方法はNICOLA親指シフトですが、かな・英数の切替方法、機能キーの配置などはもとの親指シフトキーボードとは異なっています。
ASkeyboard

Rboard

KB211

Rboard Pro for PC と Rboard Pro for MAC

KB611 と KB613

OAshift98 親指君

ワープロOASYS用(後期)

ワープロOASYS用(前期)

富士通パソコンF9764用
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2018.01 筺体を作り直しました。
エルゴなesrilleキーボードも快適に親指シフト入力できますが、オーソドックスなキーボードも捨てがたいものがあり試しに1つ造ってみました。
USB接続するだけで、親指シフト入力できるのでJAPANISTややまぶきなど、持ち込みソフトがインストールできない職場のPCに繋いで、快適に使っています。

esrilleキーボードに倣って、個人的にも使用していないキーを排除してコンパクト型にしました。
FKB8579-661サイズを目標にしましたが、ファンクションキーは独立型が好みなので、その分ちょっと大きめです。
Rboard for Macをesrilleファームに変更したとき、ちょっと不便に感じたのが日本語モードON/OFFのキー位置でした。
無変換、変換キーの両側に日本語モードON/OFFのキーを配置しスムースにモード切替ができる様にしています。


キー配列は2次元 CAD Jw_cad を使ってあれこれ悩みながら決めました。
左手で操作したいので、カーソルキーは左側に配置しています。


キーボードのサイズがA4より少し小さめなので、 CADで描いたキー配列図をそのまま型紙にして、マウント板に穴を
開けています。
ベークライトは部品取りしたキーボードの廃材を流用しています。


キースイッチはALPS黄軸です。マウント板、ベークライト、ALPS軸を組立てリード線で配線します。


親指シフト刻印ではありませんが、以前からキータッチが気に入っていたMACのM0115のキートップを流用しました。

※製作メモ
製作期間:着手から完成まで8ヶ月(延べ6ヶ月中断あり)
購入部品:
制御用マイコン+電子部品一式 約1,000円
アルミ板300mm×400mm×1.2mm厚 約2,000円(ふたつに切断して半分使ったので実質1,000円)
手持ちのジャンク部品:
キースイッチ(ALPS黄軸)96個 50円×86=4,300円
キーキャップ一式 部品取りしたキーボードの余り物なので0円
ベークライト 同上
リード線 使わなくなったLANケーブルを捌いて調達したので0円
トータルで製作費用は6,300円+α(手間暇は趣味なのでコスト外)
親指S鍵盤ファームのSW設定キーをF1~F9キーのFn面に割付けていましたが、F1~F12キーが無いコンバクトキーボードでは、文字キーのFn面に割付けることになり誤操作で意図せずSW設定が変わってしまうリスクが高くなるため、
割付方法を見直し以下の様に変更しました。
 | SWの設定は、キーボード操作だけで可能ですが、設定内容を確認しながら行うためにメモ帳などのテキスト・エディターを利用します。 テキスト・エディター起動後に、IMEを英数モードにしてください。 |
 | ◆SW内容の確認 現在のSW内容はFnキーを押しながらESCキーを押下すると、テキスト・エディターに表示されます。 |
 | ◆SW選択 FnキーとCtrlキーを押しながらENTERキーを押下すると、テキスト・エディターに順にSW1と表示されます。
続けてFnキーとCtrlキーを押しながらENTERキーを押下するとSW2と表示されます。この操作を繰り返すと順にSW3、SW4 … SW8が表示され、もう1回操作するとSW0に戻ります。 変更するSWが表示されるまでFnキーとCtrlキーを押しながらENTERキーを押してください。 |
   | SW1の設定
テキスト・エディターにSW1と表示されていることを確認し、FnキーとCtrlキーを押しながら"]"キーを押下するとSW1の値(SW1:mac)が表示されます。もう1回操作するとSW1:WINになります。
SW2の設定 SW2が表示されるまでFnキーとCtrlキーを押しながらENTERキーを押下します。 続けてFnキーとCtrlキーを押しながら"]"キーを押下するとSW2の値が表示されます。設定したい値が表示されるまでFnキーとCtrlキーを押しながら"]"キーを押下します。 SW3~SW8も同様の操作で設定します。 |
[親指シフト]MINILAのSPACEキーを2分割して親指シフト(cherry赤軸+ALPS黄軸) - かもめ~る通信の続きです。
MINILAの制御基板を親指S鍵盤の制御基板に交換しました。

見た目は変わりません。

USBポートはありません。

オリジナルの制御基板です。コンパクトに作られていますが左側に大きな空きスペースがあります。

汎用基板で親指S鍵盤の制御部を作り空きスペースに収めました。

ケーブル接続用のミニUSBはホットボンドで固定しています。

キーボード部の配線パターンはそのまま使えますが、スイッチング・ダイオードは+と-が逆向きなので、付け替えました。

親指S鍵盤はパソコン側の設定はそのままで、キーボードを繋ぐだけで親指シフト入力ができるので、
出掛けた先でパソコンを借りて使うときに重宝します。
試したことも、行ったこともありませんがネットカフェのパソコンでも使えると思います。
キーボード本体で親指シフト入力ができるUSBキーボードのファームを作成しました。
既存の親指シフトキーボード(RboardPro、KB211、KB611、ASkeyboardなど)のコントローラをPICに交換改造して実装します。改造した親指シフトキーボードを『親指S鍵盤』と名づけました。
以下使用手引です。
【特徴】
USBキーボードが使えて、ローマ字入力可能な環境であれば、親指S鍵盤をUSB接続するだけで親指シフト入力ができます。
※Windows7、Mac OSX yosemite、Linux mint17で動作実績があります。
【基本操作】
・CapsLock(英数)キー押下でキーボードのかなモードがOFFになります。
・設定により左右の親指シフトキーまたは無変換キーの単独押下でキーボードのかなモードがONになります。
・かなモードのとき、Shiftキー+文字キーで英字入力できます。
【標準キー配置】
画像をクリックすると別窓に拡大画像を表示します。
キーボード設定 より快適に使用するために、利用環境に合わせた設定ができます。
以下の操作はかなOFF状態にして行ってください。
【設定内容の表示】
メモ帳などのテキストエディタを開きます。
Fnキー+F1キーを押下します。
メモ帳にキーボードの設定情報が表示されます。
oyaubi s kenban
rev. 1
ver. 0.09
copyright 2013, 2014 esrille inc.
f2:sw1 win
f3:sw2 m-sp
f4:sw3 non
f5:sw4 d24
f6:sw5 caps
設定変更はScroll Lock ONのとき、可能となります。(誤操作防止のため)
メモ帳などのテキストエディタを開きます。
Fnキー+F2~F6キーを設定する値が表示されるまで繰り返し押下します。
【f2:sw1 IMEのON/OFF連動キー指定】
キーボード本体のかなON/OFFとIMEのON/OFFを同時に行うためのキーコードを選択します。
選択したキーに合わせて、IMEのキー定義にIME ON/OFF動作定義を追加してください。
win以外を選択した場合、CapsLock ON/OFFはFn+CapsLockキー押下で行います。
SW1 | IME ONコード | IME OFFコード | 備考 |
win | ひらがな | CapsLock | Windowsシステム用 |
mac | かな | 英数 | Macシステム用 |
f13-14 | F13 | F14 | Google日本語向き |
bs-sp | Ctrl+Shift+ BACKSPACE | Ctrl+Shift+ SPACE | その他環境用 |
a-sp | ALT+SPACE | ALT+SPACE | その他環境用 |
zenkaku | 半角全角 | 半角全角 | その他環境用 |
【f3:sw2 かなONキー選択】
キーボード本体をかなONにするキーを選択します。
無変換キーでかなONにする場合は、かなOFFのときの親指シフトキーの使い方を合わせて指定します。
SW2 | かなONキー | かなOFF時の 親指シフトキー | 備考 |
oya | 親指シフトキー | かなON | かなON |
m-sp | 無変換 | SPACE | 富士通親指シフト仕様 |
m-non | 無変換 | 空打ち | |
【f4:sw3 無変換キー・変換キーの読替え】
SW3 | 無変換キー | 変換キー | 備考 |
non | 無変換 | 変換 | デフォルト |
ent-sp | Enter | SPACE | 無変換・変換コードが使えないシステム用 |
【f5:sw4 同時打鍵の遅延時間】
文字キーと親指シフトキーの同時打鍵判定の遅延時間(0msec〜48msec)を12msec間隔で指定します。
初期値はd24(24msec)です。特に誤打鍵がなければ初期値のまま使います。
【f6:sw5 左Ctrl、CapsLockの配置】
Aキー左をCtrlキーにするかCapsLockキーにするかを選択します。
SW5 | Aキー左 | 左下 | 備考 |
caps | CapsLock | Ctrl | デフォルト |
ctrl | Ctrl | CapsLock | |
【f7:sw6 IME種類】
使用するIMEの種類を指定します。
かなONのとき一部の記号はIMEのローマ字テーブルに登録する必要があります。標準IMEはGoogle日本語です。
SW6 | IME種類 | 備考(ローマ字テーブル登録が必要な記号 |
goog | Google日本語 | 『』 |
atok | ATOK | ,.・[] 注)『』は登録不可 | |
ms | MS-IME JAPANIST | 登録不可(単語登録で代用) | |
【f8:sw7 後退・取消キー】
富士通の親指シフトキーボードはKB211風とKB611風で後退・取消キーの動作が異なります。
また:(コロン)と@(アットマーク)の位置が異なります。
SW7 | 後退キー | 取消キー | @と:の位置 | 備考 |
kb211 | かなOFFの時: | かなOFFの時] | Pの右隣が@ | |
kb611 | 常に後退 | 常に取消 | Pの右隣が: | RboardProも同型 |
else | 常に後退 | かなOFFの時] | Pの右隣が@ | |
NumLockのLEDはありません。