親指S鍵盤ファームのSW設定キーをF1~F9キーのFn面に割付けていましたが、F1~F12キーが無いコンバクトキーボードでは、文字キーのFn面に割付けることになり誤操作で意図せずSW設定が変わってしまうリスクが高くなるため、
割付方法を見直し以下の様に変更しました。
SWの設定は、キーボード操作だけで可能ですが、設定内容を確認しながら行うためにメモ帳などのテキスト・エディターを利用します。
テキスト・エディター起動後に、IMEを英数モードにしてください。 ◆SW内容の確認
現在のSW内容はFnキーを押しながらESCキーを押下すると、テキスト・エディターに表示されます。◆SW選択
FnキーとCtrlキーを押しながらENTERキーを押下すると、テキスト・エディターに順にSW1と表示されます。
続けてFnキーとCtrlキーを押しながらENTERキーを押下するとSW2と表示されます。この操作を繰り返すと順にSW3、SW4 … SW8が表示され、もう1回操作するとSW0に戻ります。
変更するSWが表示されるまでFnキーとCtrlキーを押しながらENTERキーを押してください。SW1の設定
テキスト・エディターにSW1と表示されていることを確認し、FnキーとCtrlキーを押しながら"]"キーを押下するとSW1の値(SW1:mac)が表示されます。もう1回操作するとSW1:WINになります。
SW2の設定
SW2が表示されるまでFnキーとCtrlキーを押しながらENTERキーを押下します。
続けてFnキーとCtrlキーを押しながら"]"キーを押下するとSW2の値が表示されます。設定したい値が表示されるまでFnキーとCtrlキーを押しながら"]"キーを押下します。
SW3~SW8も同様の操作で設定します。
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[親指シフト]MINILAのSPACEキーを2分割して親指シフト(cherry赤軸+ALPS黄軸) - かもめ~る通信 の続きです。
MINILAの制御基板を親指S鍵盤の制御基板に交換しました。
見た目は変わりません。
USBポートはありません。
オリジナルの制御基板です。コンパクトに作られていますが左側に大きな空きスペースがあります。
汎用基板で親指S鍵盤の制御部を作り空きスペースに収めました。
ケーブル接続用のミニUSBはホットボンドで固定しています。
キーボード部の配線パターンはそのまま使えますが、スイッチング・ダイオードは+と-が逆向きなので、付け替えました。
親指S鍵盤はパソコン側の設定はそのままで、キーボードを繋ぐだけで親指シフト入力ができるので、
出掛けた先でパソコンを借りて使うときに重宝します。
試したことも、行ったこともありませんがネットカフェのパソコンでも使えると思います。
キーボード本体で親指シフト入力ができるUSBキーボードのファームを作成しました。
既存の親指シフトキーボード(RboardPro、KB211、KB611、ASkeyboardなど)のコントローラをPICに交換改造して実装します。改造した親指シフトキーボードを『親指S鍵盤』と名づけました。
以下使用手引です。
【特徴】
USBキーボードが使えて、ローマ字入力可能な環境であれば、親指S鍵盤をUSB接続するだけで親指シフト入力ができます。
※Windows7、Mac OSX yosemite、Linux mint17で動作実績があります。
【基本操作】
・CapsLock(英数)キー押下でキーボードのかなモードがOFFになります。
・設定により左右の親指シフトキーまたは無変換キーの単独押下でキーボードのかなモードがONになります。
・かなモードのとき、Shiftキー+文字キーで英字入力できます。
【標準キー配置】
画像をクリックすると別窓に拡大画像を表示します。 キーボード設定 より快適に使用するために、利用環境に合わせた設定ができます。
以下の操作はかなOFF状態にして行ってください。
【設定内容の表示】
メモ帳などのテキストエディタを開きます。
Fnキー+F1キーを押下します。
メモ帳にキーボードの設定情報が表示されます。
oyaubi s kenban
rev. 1
ver. 0.09
copyright 2013, 2014 esrille inc.
f2:sw1 win
f3:sw2 m-sp
f4:sw3 non
f5:sw4 d24
f6:sw5 caps
設定変更はScroll Lock ONのとき、可能となります。(誤操作防止のため)
メモ帳などのテキストエディタを開きます。
Fnキー+F2~F6キーを設定する値が表示されるまで繰り返し押下します。
【f2:sw1 IMEのON/OFF連動キー指定】
キーボード本体のかなON/OFFとIMEのON/OFFを同時に行うためのキーコードを選択します。
選択したキーに合わせて、IMEのキー定義にIME ON/OFF動作定義を追加してください。
win以外を選択した場合、CapsLock ON/OFFはFn+CapsLockキー押下で行います。
SW1 IME ONコード IME OFFコード 備考 win ひらがな CapsLock Windowsシステム用 mac かな 英数 Macシステム用 f13-14 F13 F14 Google日本語向き bs-sp Ctrl+Shift+ BACKSPACE Ctrl+Shift+ SPACE その他環境用 a-sp ALT+SPACE ALT+SPACE その他環境用 zenkaku 半角全角 半角全角 その他環境用
【f3:sw2 かなONキー選択】
キーボード本体をかなONにするキーを選択します。
無変換キーでかなONにする場合は、かなOFFのときの親指シフトキーの使い方を合わせて指定します。
SW2 かなONキー かなOFF時の 親指シフトキー 備考 oya 親指シフトキー かなON かなON m-sp 無変換 SPACE 富士通親指シフト仕様 m-non 無変換 空打ち
【f4:sw3 無変換キー・変換キーの読替え】
SW3 無変換キー 変換キー 備考 non 無変換 変換 デフォルト ent-sp Enter SPACE 無変換・変換コードが使えないシステム用
【f5:sw4 同時打鍵の遅延時間】
文字キーと親指シフトキーの同時打鍵判定の遅延時間(0msec〜48msec)を12msec間隔で指定します。
初期値はd24(24msec)です。特に誤打鍵がなければ初期値のまま使います。
【f6:sw5 左Ctrl、CapsLockの配置】
Aキー左をCtrlキーにするかCapsLockキーにするかを選択します。
SW5 Aキー左 左下 備考 caps CapsLock Ctrl デフォルト ctrl Ctrl CapsLock
【f7:sw6 IME種類】
使用するIMEの種類を指定します。
かなONのとき一部の記号はIMEのローマ字テーブルに登録する必要があります。標準IMEはGoogle日本語です。
SW6 IME種類 備考(ローマ字テーブル登録が必要な記号 goog Google日本語 『』 atok ATOK ,.・[] 注)『』は登録不可 ms MS-IME JAPANIST 登録不可(単語登録で代用)
【f8:sw7 後退・取消キー】
富士通の親指シフトキーボードはKB211風とKB611風で後退・取消キーの動作が異なります。
また:(コロン)と@(アットマーク)の位置が異なります。
SW7 後退キー 取消キー @と:の位置 備考 kb211 かなOFFの時: かなOFFの時] Pの右隣が@ kb611 常に後退 常に取消 Pの右隣が: RboardProも同型 else 常に後退 かなOFFの時] Pの右隣が@
NumLockのLEDはありません。
親指シフト入力用に改造したエスリルファームを搭載した親指S鍵盤3号機です。
MACユーザの方から、レトロ感のあるMACキーボードで親指シフト入力したい。
との要望を頂きM0116をベースに作成しました。
スペースバーを2分割して親指シフトキーに加工しましたが、
原型を極力残す方針のため、[無変換][変換]キーは増設していません。
左親指シフトキー単独打鍵でかなモードON、CapsLockキー単独打鍵でかなモードOFFにします。
同時にIMEのかな入力、直接入力の切替を制御します。
主要キーをFn面に配置することを回避するため、テンキー部にカーソルキーなどを配置しています。
キートップはUS配列刻印ですが、内部的にはJIS配列で定義しています。
LEDは、キートップ内蔵型にしました。 側面のADBコネクタをミニUSBコネクタに変更
ALPSピンク軸はソフトタクタイルなのでクリック用板バネを外してリニアタッチにしています。 ADBコネクタをUSBコネクタに変更 親指シフトキートップ作成
M0116のキーマトリクスです。
Windows環境しか無いので、動作未検証で提供しましたが
無事に Mac OSX yosemite Google日本語 環境で動作しているとの事です。
丁度一年前にエスリルファームウェアを搭載して作成した親指シフトキーボードですが、文書作成時にかな・英数の
切替操作がしっくりしないので、ワープロOASYS時代の親指シフト操作をめざしてファームウェアを改造しました。
前回記事:
[親指シフト]ASKeyboardやRboard for MacをOSフリーのUSB親指シフトキーボードに改造する ※文書入力作業時の機能キーの操作方法は人それぞれだと思いますが、ワープロOASYSで親指シフト入力を始めた
身には、この操作方法が一番しっくりします。文字入力だけで無くかな・英数モード切替も自然に指が動き快適です。
【かな・英数のモード切替】
かなモードON/OFF操作を専用キーではなく、CAPSキーでかなモードOFF/無変換キー単独打鍵でかなモードONに変更。
【親指シフトキー】
エスリルファームではShiftキーを親指シフトキーに使用しているが、専用の親指シフトキーを割当てる様に変更。
これにより、かなモードONのときShiftキー同時押下で英数入力を可能にする。
かなモードOFFのときは、SPACEを入力する。
【かな記号のキー直接入力】
ローマ字入力では、キー直接入力できるかな記号に制約があり、IMEのローマ字テーブルに登録したかな記号の
読みにファームウェアの設定を合わせる必要があるので、ほぼ何でもIMEのローマ字テーブル登録できる『Google日本語』を前提にした設定をデフォルトに変更。
Rboard for MacやAskeyboardはコンパクトで打ち心地の良い親指シフトキーボードですが、
[親指シフト]ASKeyboardやRboard for MacをWindowで使う方法 - かもめ~る通信 に書いたように、今では入手困難な特別なアダプターが必要です。
エスリルキーボードの制御回路は部品点数が少なく、シンプルなのでRboard for Macのエンコーダをエスリル仕様に交換しました。
見た目はケーブルがUSBケーブルに変わっただけですが、キーボード側で親指シフト入力するので、PC側にJapanistや「やまぶき」などの擬似エミュレーションアプリを必要としません。MACでもUSBに繋ぐだけで親指シフト入力できるOSフリーな親指シフトキーボードになりました。
◆既存の制御基板、部品の取り外し Rboard for MacはもともとAskeyboardをMac仕様に改造したものなので、本来コントローラチップがあるところに増設された制御基板が載ってます。この増設基板とその他の制御部品(LED部分以外)を取り除きます。 取り除いた部品に繋がっていたプリント配線は全てパターンカットします。
◆部品を取り除いてできたスペースにエスリル制御回路用の部品を載せ配線します。
制御回路の配線が終わったところでHIDbootloaderだけを書き込んだPIC(18F8445)を着け、PCに繋ぎ正常にキーボードデバイスとして認識されることを確認します。
◆Rboard for Macのキーマトリクスを解析します。たまたまですがエスリルと同じ8×12のマトリクスだったので、
そのまま配線が使えました。ただColumn側配線の逆流防止素子は極性が逆になっているので、全てジャンパー線を繋ぎ無効にしました。
解析したマトリクスパターンに合わせてPICに配線します。
◆エスリルファームのソース定義を修正しHEXファイルを作ってHIDbootloaderでPICに書き込み完成です。
もともとのエスリルファームはR1C2が空きになっていますがファーム内部の制御用(VOID_KEY)に使っているのでRboardマトリクスの空きR5C10に割り当てを変更しました。
◆エスリルファームは複数のマトリクス定義を切り換えて使うことができる優れものです。
通常のJISキーボード仕様のマトリクスも定義しました。こちらはJapanistや「やまぶき」を使って親指シフト入力するときに使います。
※この記事は、完成したRboard(もうfor Macではありません)で書きました。快適です。
追記
ファームウェアを改造して、OASYS時代の操作性を可能にしました。
[親指シフト]専用ファームウェアを作成
エスリルキーボードは、キー配列、回路図、ファームウェアソースが公開されています。
で、作ってみました。
左右の鍵盤部を蝶番で繋いで傾斜角度を変えられるようにしました。
スライド式のキーボードテーブルの隙間に合わせて、オリジナルよりは緩やかな傾斜にしていますが、
快適に打鍵できます。
USBコネクタはミニタイプBにL型コネクタをつけケーブルが横に引き出せるようにしました。
キースイッチはリニアタッチのALPS緑軸です。手持ちのすぐに使える緑軸が不足したのでFキーは黄軸を使いました。
制御基板と鍵盤部基板は直付です。
制御基板は汎用基板で作りました。
下2行を鍵盤部との接続端子にし、マイコンのピンの並びを制御基板部でマトリクス順にそろえました。
◆ALPS軸のマウント板を作ります。材料は100均で見かけたお盆を使いました。
◆お盆の縁を切り落とし、モック用に公開されている原寸大のキーレイアウト図を貼り付け型紙にします。 ALPS軸穴をけがきしドリルと小型ヤスリでひとつづつ穴開けしました。
◆プリント基板は作りませんが、軸のマウント強度を確保するための板を作りました。穴開けしたマウント板に重ねて軸足を通す穴をあけます。
◆当初はベニア板で作るつもりでしたが、ハンダ付けの熱に耐えられそうに無いので、部品取りして残骸になったキーボードのプリント基板を加工しました。元々のプリント配線でショートしない様に、軸穴の面取りをしています。
マウント板、ALPS軸、プリント基板を組立ます。
鍵盤部の配線は、反転したキー配置図にマトリクスコードを記入した図面を見ながら、軸足をリード線で繋ぎました。
赤丸は逆流防止用ダイオードです。
配線完了後、左右の鍵盤部を蝶番で結合しました。
◆筐体はベニア板で作りました。真ん中に鍵盤部の傾斜を調整する仕切り板を付けました。
制御基板と鍵盤部を繋いで、動作確認です。
事前にテスターで断線、ショート箇所が無い事を確認しましたが、通電時に勝手にBootloaderが起動してしまう事が多々あり、動作が安定しませんでした。
ハンダ付けの甘さに原因があった様で、何カ所かのハンダ付けを強化する事で正常に動作する様になりました。
エスリルキーボードの標準配列は、文字入力に問題は無いが文章入力するには今まで培ってきた慣習に合わない部分も多いので、ファームウェアソースのレイアウト定義を以下の好みに合うように変更しました。
1 BSが「ん」の右にあるF型が大前提
2 エスリル日本語ON/OFFはFn無しの親指操作で行いたい。
3 左親指ポジションの右は確定キー(Enterキー)にしたい。
4 DeleteキーはFn無しで使いたい。
5 Pの隣は英字が@ かなが読点(、)にしたい。
6 記号はカンマ/ピリオドと句読点の両方をキー入力したい。(IMEの設定変更有り)
7 左手で操作するカーソルキーが欲しい。
8 右Ctrlは今までも使ったことが無いのでいらない。アンダーバーは良く使うので標準キーボードと同じ配置にしておきたい。
9 たまにしか使わないが無変換、かな、半角全角、Capsキーが欲しい。(Fn面に追加)
10 Winキー、Aplキーはめったに使わないのでFn面に追い出したい。
11 IMEはATOKをメインに、時々Google日本語に切替えて使うが操作は同じにしたい。
12 快速親指シフトややまぶきが使える配列も欲しい。
※ ESCキーはブートモードに入る要のキーなので、配置を替えない事にする。
【ファームウェアソースの修正】
..\new-keyboard-master\firmware\src 配下の3つのファイルを修正します。
KeyboardCommon.c ‥ Fnキー面の配列修正
KeyboardJP.c ‥ esrille日本語モードの配列修正
KeyboardUS.c ‥ esrille英語モードの配列修正
エスリルキーボードの配列は8×12のマトリクスに定義されています。
以下はKeyboardUS.cのJIS配列マトリクス定義です。
マトリクスの位置を縦方向はR0~R7、横方向はC0~C11で表現します。
上のレイアウト図の黄色部分に各キーのマトリクスを記載してあります。
たとえば F1キーのマトリクスはR1C1、AキーR5C0です。
以下配列定義は右側が隠れていますが、画像をクリックすると別窓に全体が表示されます。 カンマの位置をそろえて見やすくしました。
キー配列図でマトリクスを確認し、該当位置のキー定義を修正します。
esrille日本語モードの配列定義はひとつのキーに複数のキーを割当てる事ができます。(ローマ字入力なので当然ですね)
ひとつのキーに割当てるキーを{ }で括って定義します。{ }の中に最大3つのキーを指定できます。
かな文字配列は親指シフト配列になっているので修正する部分はありません。
IMEのローマ字変換表に追加した記号キーの読みに合わせて該当キーの指定値を修正します。
これで、[ ] , . ・ -がキー入力できる様になりました。
Fnキー面の配列定義も{ }の中に最大4つのキーを指定できます。
緑枠はFn+1のキーです。もともと未使用キーですが、ここにV05の文字を割当てました。修正したHEXファイルのバージョン管理に使っています。
※ {KEY_KANA}, {KEY_OS}, {KEY_DELAY}, {KEY_BASE}はエスリルキーボードの設定処理を動かす重要なキーです。絶対に修正しない様に注意が必要です。
各キーの名前はソースと同じフォルダーにあるKeyboard.hに定義されています。大半は名前を見るだけで何のキーか分ります。見ただけでは分らないキーは以下の通りです。
// [{ KEY_RIGHT_BRACKET
// ]} KEY_NON_US_HASH
// @` KEY_LEFT_BRACKET
// -= KEY_MINUS
// :* KEY_QUOTE
// ^~ KEY_EQUAL
// _ KEY_INTERNATIONAL1
// かな KEY_INTERNATIONAL2
// \| KEY_INTERNATIONAL3
// 変換 KEY_INTERNATIONAL4
// 無変換 KEY_INTERNATIONAL5
//半角全角 KEY_GRAVE_ACCENT
//esrille日本語ON KEY_LANG1
//esrille日本語OFF KEY_LANG2
カスタマイズした配列定義は親指シフト用の matrixJIS、matrixNicolaF、matrixNicola、matrixNicolaFでは無く
matrixDvorak、matrixColemak、matrixTron、matrixMtypeを全面的に書替えています。
こうする事で、ファーム入替えせずにオリジナルのNicos配列定義との打鍵比較ができます。
ただしmatrixFnは全配列共通なので、カスタマイズした定義しか使えません。
仕様通りに手持ちのMXスイッチを付けるつもりでしたが、鍵盤基板の配線がシンプルなので、ALPS軸を使える様に改造します。
ALPS軸とMX軸の軸穴位置は右側が0.5mm差なのでそのまま使い、左側は1.5mm差なのでALPS軸用の穴を追加で開けるようにしました。
まずは、ALPS軸マウント板を作ります。 エスリルWebページに公開されている原寸大のキーレイアウト図をもとに軸穴レイアウトの図面を書いてアルミ板に貼り付けます。 軸穴のくり抜き 1.3Φの穴を電気ドリルで6個開けます。 2.棒ヤスリで穴と穴を削り、ざっくりとした穴を開けます。 3.平ヤスリで四角い穴に仕上げます。
マウント板と鍵盤基板を重ねて位置合わせし、クリップで固定します。
鍵盤基板に合わせてマウント板の周辺を切り取り、再度マウント板と鍵盤基板を重ねて位置合わせし、クリップで固定します。
追加するALPS軸取り付け穴をハンドドリルで開けます。穴位置を正確にケガキするのは難しいので、ALPS軸の下ハウジングをゲージに使い位置決めをしています。
マウント板と鍵盤基板を重ねあわせたまま、ALPS軸がすんなり付けられるか確認し穴位置がずれている場合は棒ヤスリで穴の大きさを補正します。
鍵盤基板にジャンパー、ダイオード、FFCコネクタをハンダ付け後、ALPS軸をセットし軸足をハンダ付けします。
追加の穴開けで分断された配線の補修をして完了です。
左側鍵盤基板も同様に加工して完成です。
ハウジング筐体は注文中。
FM-TOWNSキーボードのUSBエンコーダを自作したくて、いろいろ検索しているときにエスリルキーボードを見つけました。
詳細はこちら
エスリル ニューキーボード 特徴 小さめの手にも合うコンパクトなエルゴノミック デザイン: 322mm x 170mm x 54mm。
以下の文字配列にはじめから対応しています。特別なデバイスドライバーのインストールは不要です。
英語
Qwerty
Dvorak
日本語
親指シフト (Nicola) 親指シフト配列は
こちら TRON
M-type
公開されているペーパークラフトの型紙を使用して、ASkeyboardと大きさを比べてみました。
扇形に配置された親指キーの操作感を確認するため、ペラペラの普通紙では無く段ボールにMX軸を嵌め込んだモックを作りました。
なかなか良い感じです。
カラ打ちだけでは、使用感が分からないので手近にあったDELL SK8115のエンコーダに配線して「やまぶき」で親指シフト入力して見ました。
重量も剛性も無い段ボール筐体なのに快適に打鍵できます。
ちょっと使用感を試してみようと作りましたが、そのままメインキーボードになってます。
5年ほど前に入手したものですが、OASYS30AXやFM-TOWNSの親指シフトキーボードのPS2変換器の紹介です。
PS2-USB変換器をつなげばUSB接続でも使用できます。
変換器はJIS日本語キーボードインターフェースに変換するものなので、親指シフト入力にはJAPANISTややまぶきなどの擬似エミュレーションソフトを使います。
Windows7(64bit)環境で快適に使えます。
制作者のHPはこちら
チューニングファクトリー UNTRUST(旧屋号:相模原ガジェット製作所、きぃぼぉ堂)
No Risk No Fun UNTRUST | アントラスト PS/2-FMRキーボード変換器
キーボード | Keyboard PS2OASYS(for FMR)取扱説明書
PS2OASYS取扱説明書 この変換器はつなぐキーボードに合わせて、内蔵の変換テーブルを利用者が変更することができる優れものです。
取扱説明書では変換テーブルを全面的に書き換えることでOASYS30AX/SX401用キーボードで使えると書かれていますがデフォルトのままで十分使えます。FM-TOWNSキーボードもデフォルトで使えます。
すでに製造は終了しているようですが、掲示板に購入希望を書き込めばまだ作っていただけるかも知れません。
(希望的推測です。確証はありません。)
※変換テーブルの修正方法
取扱説明書の6.EEPROMのマップが変換テーブルの内容です。16進数の羅列を少し見やすくしたのが以下の表になります。
キーボードから入力されるスキャンコード(黄色)が表の座標位置を示し、表のコード(白色)がPCに送信されます。
青色はキー刻印とPCに送信されるコードが異なる部分です。
赤色は初期値を変更した部分です。
ポイントは「左親指シフト0x67」「右親指シフト0x68」「無変換0x57」「変換0x58」です。
左親指シフトが無変換、右親指シフトが変換になっているので、キーは独立変換型だが、共用変換型で使用することになっています。無変換をEnter、変換を空白に変更することで独立変換型で使えるようにしました。
(表は縮小表示しています。表をクリックすると別窓に拡大表示します。) キーボードスキャンコード(変換器がキーボードから受け取るスキャンコード)
oasys30 fmr60kb212 PS2JISキーボードスキャンコード(変換器がPCに送出するスキャンコード)
ps2kbd
コントローラを自作してUSB化するのは、敷居が高く実現に数年かかりそうなので、既存のUSBキーボードのコントローラを移植する方法を試してみました。
いくつかのキーは使えませんが、それなりに快適に親指シフトができるものが出来ました。
PowerとSleepは危険なので、キートップを外しています。
オリジナルのキートップはFKB8579-661移植しているので、代わりにJISキートップを付けています。
コントローラはノーブランドのMODEL:K7000キーボードのものを使いました。
B下割れの形は理想的ですが、軸ぶれがひどく使用に耐えない残念なキーボードです。(捨てないで良かった)
取り出したK7000のコントローラです。
K7000とFM-Townsのマトリクス表を眺めて、縦線・横線のつなぎ方考えます。
キーコードは気にしないで、K7000のキー入力可能なマトリクスにより多くFM-Townsのマトリクスを合わせる様にします。
別々に眺めていても、見切れないのである程度当たりをつけて二つのマトリクス表をマージします。
使えないキーをチェックして文字キー、親指シフトキーなど必須キーが使える組み合わせを探ります。
話が前後しますが、7番線を繋ぐとなぜかALT+Tabが無限入力されるので、7番線は使わない様にしました。
表から見てFM-Townsの配線が左側、コントローラ装着位置が右側になるので、接続用のリード線を表側に引き出し、不要なICチップを取り外した穴を利用して裏側に廻す様にしました。この際、リード線の並びがコントローラ側と同じになるようにしています。
引き回したリード線をコントローラにハンダ付けします。コントローラの接点は炭素膜で覆われていてハンダ付けできないので、あらかじめ炭素膜を削り落としています。
キーボード改造はこれで完了です。(キー刻印と入力される文字は一致していません)
Keyswapというツールを使って、Windowsのキーマップ定義を書き換えることで、キー刻印と入力される文字を一致させます。変更情報を登録してWindowsを再起動すると普通にFM-Towns親指シフトキーボードが使える様になります。
この方法の欠点は、他のJISキーボードが使えなくなる事です。
Rboard Pro for PCの接点不良キースイッチを交換したついでに、とりはずした板バネスイッチを分解してみました。 外観です。 4本足ですが、青丸の3本は繋がっています。
分解 緑丸部分のプラスチックを削り取り板バネを分離します。 絶縁用の透明箔と接点用の銅箔はただ重ねてあるだけなので、簡単に外れます。 接点用銅箔は中心部分が凸型になっていて、板バネを押すことでONになる構造です。
取り外した不良キーです。壊れた状態で入手したので壊れた原因は不明ですが、
左側のスイッチは銅箔が腐食しています。何か飲み物を溢したことがあるのかも。
真ん中のスイッチはなんと銅箔がずれてます。結構高いところからキーボードを落としたことがあるのかも。
ALPS正規軸は既に製造終了して久しく、軸換装には中古のキーボードからの軸取りが必要です。
中古の軸を甦らせるために、摺動部へ潤滑剤を塗布します。
塗布する場所は写真赤丸部分、軸と上ハウジングが接する部分です。
塗布する潤滑剤は、かつてネオテックで販売されていた「スムースエイド 18cc」RO-59tmKT です。
残念ながらネオテックでの販売は終了してしまいましたが、発売元の以下の通販サイトで購入できます。
260ml/フッ素系水性潤滑剤RO-59 - 株式会社タフ・インターナショナル スムースエイド18cc 1本でフルキーボード数十台の塗布ができるので260mlは個人では使い切れない量になりますが、無しでは済まないので先日思い切って1本購入しました。
以前は刷毛で軸ひとつづつに摺動部を意識して塗布していましたが、使い切れない量のRO-59tmKTを贅沢に使って、どぶ漬けしました。^^;
最近は、近場の焦点が合わず塗りムラが無いように塗布するのに苦労してましたが、どぶ漬けだと塗りムラの心配が無く、キーボード1本分の109個の軸に塗布する時間が半減できました。
上ハウジング側は刷毛でひと塗りするだけなので、どぶ漬けはしていません。
100円ショップで、軸を摘むのに便利なピンセットを見つけました。
塗布した軸は、持ち運び可能な台に並べて乾燥させます。10枚入DVDケースを乾燥台に使っています。
台をふたつ用意すると、2回めの塗布作業が楽になります。右の乾燥済軸をピンセットで摘んで
どぶ漬け後、左の乾燥台に並べます。作業が終わったら台ごとじゃまにならないところに移して乾燥させます。
潤滑剤の効果を最大にするために、塗布前に軸と上ハウジングは洗濯洗剤で一晩浸け置き洗いし、自然乾燥後に軸はティッシュペーパ、上ハウジングは綿棒で塗布部分の水垢を拭きとっています。
2度塗りを基本にしていますが、どぶ漬けの場合は1度塗りで充分かも知れません。
●MINILAに限らずFILCOのMajestouchキーボードの筺体はネジだけでなく凹凸のくぼみで強固に噛み合わされているので、外すのに骨が折れます。何回か分解を行って、比較的楽な手順を確立したのでまとめてみます。
MINILAの場合はキーボード手前で4箇所、奥側で3箇所が凹凸のくぼみで噛み合わされています。
●キーボードを裏返し、2本のネジを外したあと下段左側の凹凸を外します。
上筺体の縁をつまんで隙間を空け、使用済みのクレジットカードなどを挟み込み隙間を確保します。
●上筺体の縁に親指を当て、裏側のキートップを他の指で押し上げるながら、隙間にドライバーを差し込み手前に引くようにして隙間を広げると、凹凸が外れます。
●こんな感じ
●残りも同じ要領で順番に外します。下段側の4箇所が外れたら、上段側の3箇所を外します。
(画像をクリックすると別窓に原寸の画像が表示されます)
●横長キートップの着脱
SPACE、Enter、左Shiftキーはキーの端を押してもスムーズに押下出来るように、荷重分散を行う金具(スタビライザーと呼んでます)が着いています。
キートップを外すと金具とキートップを繋いでいる白いパーツも一緒に外れます。(写真左)
キートップを取り付ける場合は、白いパーツを本体側のパーツ受けにセットしておきます。
●ハンダ取り
半田ゴテと半田吸取り器または半田吸取線で半田を取り除きます。軸の足が基板に密着するように折り曲げられているので、半田ゴテを当てたままマイナスドライバーを使って起こします。ピンセットで軸の足をつまんで基板と分離できていることを確認します。半田が残っている場合は、分離されるまで半田吸取します。
MINILAやHHKB、FKB8579ー661などのコンパクトキーボードは場所をとらないので重宝しているが、
ファンクションキーなど単独打鍵できないキーを操作するとき、Fnキーを押すためにホームポジションを維持できない
事が不満でした。
やまぶきRは配列定義で文字キーにファンクションキーなどの機能キーを指定できるので、オリジナルのFnキーを使わないで、もっと操作性の良いキー配列ができないものかと、模索して
『文字キー同時打鍵シフト配列』 で解決しました。
小指のホームポジションである Aキーと;キーをキーを指定する文字(Fnキー)にしました。
単独打鍵時は通常の文字入力になるので、Aキー、;キーが使えなくなる事はありません。
(MINILAの例)
<a>
機1,機2,機3 ,
AV73 ,
機5,機6,機7,機8,機9,機10,機11,機12 ,¥
q ,
家 ,
上 ,
終 ,V09 ,y ,u ,
AV2C ,
V91,V13 ,@ ,[
無 ,
左 ,下 ,右 ,
VA6,VA7 ,
挿 ,家 ,前,後 ,: ,]
VAD,VAE,VAF ,v ,b ,n ,
消 ,終 ,次 ,/ ,_
<;> 機1,機2,機3,機4,機5,機6,機7,機8,機9,機10,機11,機12 ,¥
q ,
家 ,
上 ,
終 ,V09 ,y ,u ,
V2C,V91,V13 ,@ ,[
無 ,
左 ,下 ,右 ,
VA6,VA7 ,
挿 ,家 ,前 ,無 ,: ,]
VAD,VAE,VAF ,v ,b ,n ,
消 ,終 ,次 ,/ ,_
※青字はMINILA標準のFnキーに割り当てられたもの。赤字は個人的に良く使う機能キーを割り付けたものです。 F4とPrintScreenはALTキーとセットで使う事が多いのでALT付のキー定義にしました。 仮想キーコード指定で、ブラウザー画面のBACK、FORWARDとVOLUME_MUTE、DOWN、UPを定義しました。 これを[ローマ字シフト無し]と[英数シフト無し]の配列定義に追加します。
やまぶきRの設定画面で以下のチェックを外します。
全体の配列定義はこちら
NICOLA_Minila68.txt
Cherryのキートップは軸とのはめ込み面がフラットでかみ合わせが無いため、指で摘んで簡単に外す事ができます。
メンテナンスで分解するときには楽でいいのですが、使用中に、打鍵した強さや、打ち方によっては、キートップが弾けて取れることがあるのは困りものです。
キートップと軸のはめ込み部分の隙間を小さくして、脱落を防止しました。
(1)キートップを外します。
(2)メンディングテープを短冊状に切り片側が軸受けからはみ出す位置に貼り付けます。
(3)はみ出したメンディングテープを折り曲げて軸受けの外側に貼り付けます。
(4)軸受けの内側にメンディングテープを軽く押し込んで軸に取り付けます。
これで、指で摘んでもちょっと力をいれないと取れなくなります。
本家はこれ。
親指シフトもどきキー(番外編): おくまの部屋(本館) 専用キーボードの親指シフトキーと同じ高さのキートップを作ってみました。
Spaceキーを2分割したMINILAに装着して使っています。→
MINILA Space2分割 嵩高の親指シフトキーでV,B,Nキーの操作が楽に出来るようになりました。
本家のおくまの部屋ではキートップ形状に合わせて木片を削っていますが、そんな曲面を合わせる技量はないので
凹型の突起部分をヤスリで削り、キートップ上面をフラットにして木片を接着しました。
接着剤は「木工用ボンド」を使用しました。接着強度は抜群です。
キートップサイズにあわせて木片を切断し、カッターとルータで余分な部分を削り落して完成です。
木片は手近にあった端切れを使いましたが、結構硬くて削るのが大変なので次は「バルサ材」で作る予定です。
MINILAを購入して左手でカーソル操作ができる便利さを認識したので、他のキーボードでも同様の操作ができる様に、AHOTKEYのスクリプトを実行ファイル化して手持ちのPCにインストールしてみた。
AutoHotkeyJp によると「AutoHotkeyはオープンソースで誰でも制限無く利用出来る※1Windowsプラットフォームで動く強力なスクリプトエンジンで、キーボードやマウスをカスタマイズしたり、ウィンドウ操作を自動化したりできます。」とのこと。
早速Win7 64bit環境にAUTOHOTをインストールして、以下のスクリプトをテキストエディタで作成。
内容は
左ALT+A 左カーソル移動(←)
左ALT+S 下カーソル移動(↓)
左ALT+D 右カーソル移動(→)
左ALT+W 上カーソル移動(↑)
----------------------------------------------------------
; left alt単体を無効化
LALT::
return
; left alt + adswでカーソルキー
Send,{Left}
return
Send,{Right}
return
Send,{Down}
return
Send,{Up}
return
---------------------------------------------------------------
作ったファイルに適当な名前を付け、拡張子.ahkで保存する。今回はALT_cursor_uni.ahkと名付けた。
AUTOHOTKEYをインストールしたPCは、このALT_cursor.ahkをダブルクリックして実行すれば
いいが、AUTOHOTKEYをインストールしていないPC(WinXP 32bit)でも使いたいので、実行形式にコンパイル。
コンパイラはAUTOHOTKEYインストールフォルダ配下の¥CompilerにあるAhk2Exe.exeをダブルクリックで起動。
以下の画面にソースファイルと作成するexeの動作モードを指定し[Convert]ボタンを押すだけ。
まだ、左手でカーソル操作することになれてないので、意識しないと右手でカーソル操作してしまうが、
じきに慣れると思う。
[参考記事]
窓使いの憂鬱からAutoHotkeyへ移行: 私家版 ITプロフェッショナルの仕事術 最近のキーバインド。with AutoHotkey AutoHotkeyを流行らせるページ
TECK209は快適に使えるようになったが、ときどきホームポジションを間違えて訳の分からない文字を入力してしまう事が多々ある。一瞬IMEの不具合発生かと、ドキッとしホームポジション間違いと気づきホッとする。
精神衛生に悪いので、なんとかならないものかと考えていたときに以下の記事を見つけた。
ホームポジション位置への導き | www.izu3.net ホームポジションマーカは控えめが好みなので、この間違いを強調して教えてくれるアンチ・ホームポジションマーカを作るという考え方を参考に最適なマーカを探してみた。
そして、見つけたのがこれ。軍手の滑り止め。
形状も大きさも丁度いい。結構強力に接着されているが、針先で周りの繊維をある程度切り取り、ピンセットでむしり取る。これを、キートップの真ん中に接着剤で張り付け、アンチ・ホームポジションマーカ完成。
かと思ったが、試してみると見るとマーカの主張が強すぎてG/Hキーを打鍵するときの違和感が気になって打鍵に集中できない弊害があった。
マーカの存在感を少し小さくする対策として貼る位置をキートップの角に変えてみた。
ちょうど良い按配。ホームポジションを間違えたときは、人指し指がすぐそれを関知する違和感があり
通常打鍵時は、控えめで入力の邪魔にならない。
キーボードの相性でキー押下時のタッチが占める割合はかなり高いと感じているが、
押下圧(押下特性)を公表しているキーボードは少ない。
個別に測定されたデータが公表されているものもあるが、そもそもキーボードの押下圧の
測定基準がはっきりしない。
手元にあるキーボートの押下圧を古典的方法のコイン測定(硬貨を分銅代わりに利用した測定方法)で
量ってみた。
親指シフトキーボードの理想の押下圧は35gと言われている。 これを基準にするため、35gの重りを作成。50円硬貨8枚+1円硬貨3枚。 測定基準は、キートップに重りを静かに置いたとき、底打ち手前までキーが沈み込む重さとした。 [参考]硬貨のサイズと重さ 1円 直径20mm、 重さ1g 5円 直径22mm、 重さ3.75g、孔径(穴の直径)5mm 10円 直径23.5mm、重さ4.5g 50円 直径21mm、 重さ4g、孔径4mm 100円 直径22.6mm、重さ4.8g 500円 直径26.5mm、重さ7g 35gの代表格、Rboard Proの押下圧を量ってみる。 35gの重りをキートップに乗せると底打ち手前まで沈み込む。指で押し下げても、指を話すと戻ってくる。 50gの重りで底打ちまで沈み込む。 ALPS緑軸はキーボードの部屋 では平均41g、最大50gとなっている。 35gの重りを乗せると底打ち手前まで、沈み込み指で押しても戻ってくる。 43gの重りだと底打ち手前まで、沈み込み指で押すと底打ちしたまま戻って来ない。 Realforce変化重45gは45gの重りを乗せても底打ちしないが、そのまま指で押すと底打ちして戻ってこない。30gは30gの重りで底打ちする
押下圧が同じでもキーボードによって打鍵感が違うのは、こんなところに要因があるのかも。
100均shopダイソーでアクリル絵具なるものを見つけた。水性だが乾くと耐水性になり重ね塗りができると書いてある。アクリルならプラスチックとの親和性も良さそうなので、これでJISカナを消してみた。
ついでに、ALPS軸で増設したキーにも塗ってみた。
元の状態はこちら
[親指シフト]親指シフトキーボードを造る(FILCO FKB91JP cherry茶軸+ALPS緑軸) 全体が黒で統一され、JISカナなしのすっきりした感じになった。
アクリル絵具は原液のまま、綿棒で薄く2度塗りする程度で白字がほぼ見えなくなる。速乾性なので重ね塗りもそんなに時間をかけないで出来た。
打鍵してもすぐに剥がれてしまうことはないが、どれくらいで剥げてくるのかの耐性は不明。しばらく使い込んでみるつもり。
すでに販売終了していると思うが、DELLのSK-8115は結構親指シフト向きのキーボードだと思う。
秋葉原のジャンクショップやyahooオークションには、今でも捨値で流通しているのでまだ入手は可能。
形は親指シフト向きだが、押下圧は60gと重いので、ラバードームに穴あけして軽量化してみた。
4mm穴3個で35gに軽量化。
上筐体と下筐体は16本のネジでとめてあるだけなので、これを外せば簡単に分解できる。但しピンク丸部分は隠しネジなので、蓋になっているゴムを外す必要あり。
メンプレンシートの配線を見るとテンキー部の配線が独立しているので、テンキーカットも簡単にできる。
携帯型親指シフトキーボード(Thumb Touch) FKB7628-801をある方から頂いた。
親指シフト入力の必要条件は押下圧の軽さ(35g~45g)だと思っているが、これは富士通製であるにも
かかわらず55gと重い。
タッチが重いキーボードでは親指シフトキー共用型で使用した場合、誤打鍵(変換したくないところで変換動作
してしまう)が多くなるので、独立変換型に改良してみた。
画像をクリックすると別窓で拡大画像を表示 ①スイッチ作成 市販のスイッチでは適当な物が見つけられなかったので、ジャンク品のノートPC用キーボードを分解してキースイッチを作った。 1.キーボード裏の鉄板を外し、キートップと軸受をキーごとに切断。 2.ラバードームを両面テープで軸受に貼り付け。 3.軸受の両側にアルミテープを貼り付け。アルミテープは100円ショプで購入した水回りの防水用を利用。 4.キートップをアルミテープで包む。 5.キートップを軸受にセットして完成。 ②配線引き出し ALPS軸の様なメカニカルスイッチの場合は、引き出したいキーから配線を延長することができるが、メンブレンでは難しい。特にThumb touchはメンブレンシートが鉄板と軸受けの間に嵌め殺しで固定されているので不可能。 コントローラの端子に引き出し線を直接ハンダ付けする事にした。 1.親指シフト練習ソフトOYATYPEを起動。(キー表示機能を利用するため) 2.上筐体カバーを外したThumb touchをPCに接続。 3.コントローラの端子2点を針金でショートさせ、入力されるキーが何なのかをOYATYPEで確認。 これを全端子総当たりで確認し、目的のキー端子を特定。 今回はEnterとかなキーを探し4つの端子を特定。 4.端子の間隔が1mm以下と狭いので、引き出し線は直径0.4mmのエナメル線を使用。隣の端子にショートさせない様にマスクしてハンダ付け。 独立[変換][無変換]キー増設 引き出したエナメル線をふたつのキースイッチに繋ぎ、上筐体に両面テープで貼り付けて取り敢えず完成。JAPANISTのキー設定 変換 ⇒ ひらがな 無変換 ⇒ ひらがな ひらがな⇒変換 Shift+無変換⇒無変換 増設したキーが高いので、いずれは上筐体を削ってオリジナルの[変換][無変換]キーと高さを揃えるつもり。