HHKB Proで話題になっている親指シフト化キットのRealforce用を作ってみました。
キートップのサイズをすき間ができないように少し大きめに変えました。
左親指のポジションは元と同じです。右親指のポジションが少し左寄にできます。
作り方は、
HHKB用 と同じです。
※親指シフト化キットの原案はもう5年以上前に提唱されていました。
親指シフトもどきキー(1): おくまの部屋(本館) 親指シフト化キットを作って按配を確認しているときに、気がつきました。
右一列ずらし で[変換]キーが最適な位置になります。大きさもベスト。
特定のPCに常時接続して使う場合は、こちらのほうがお奨めです。
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親指シフターに定評のHHK proを入手した。
そのままでも、充分に親指シフト入力可能だが、さらなる最適化をしてみた。
①親指キーの改善 ・スペースキーを一文字サイズのキーに変更。手元に東プレキートップの余剰品があったので、これを使用。余剰品がないときは、右Fnキーを犠牲にするのがベストかも。東プレ軸はキートップが無くてもスイッチを押せるのでFnキーが使えなくなるわけではない。
・無変換・変換キーにはALPS軸キートップの余剰品の内側を彫刻刀で削り、元のキートップに重ねた。東プレ軸は作りがしっかりしているので、一文字分くらいの偏向軸になってもひっかかる事がないのはさすが。
②親指シフトシール作成 ・打鍵するときにキートップを見ることはないが、打鍵してないときに目に映るキートップを親指シフトにしたくてシールを作って貼ってみた。接着は木工用ボンドを使用。防水対策としてシールの上面にもボンドを塗る。充分にボンドが乾いたら、マニュキュアのトップコート液を塗り、耐性強化。
③底打ち感改善 ・東プレ軸は押下するときにタッチは絶妙だが、底打ち感が不明瞭で好きになれない。キートップの下に薄い板を入れて、コツコツ感を演出。ALPS軸の様な明確な底打ち感にはほど遠いが、素の底打ち感よりはましな感じ。キートップの下に入れる材質と厚さを調整する事でまだ改善の余地はありそう。
④押下圧の軽量化(45g⇒35g) 毎度おなじみのラバー穴あけで押下圧を軽量化。詳細は以下。
分解 上下の筐体は3本のネジで止めてあるだけなので、このネジを外せば簡単に分解できる。 基盤分離 長丸部分のコネクタをはずし、上筺体と基盤を固定している18本のネジを外す。 上筺体と基盤が離れない様に注意して、基盤が下になるように向きを変え、そ~っと上筺体を基盤から剥がす。 このとき、ラバーが上筺体に張り付きコニックリングが散乱する事があるので注意。 全ての穴あけが終わったら、基盤を慎重にかぶせて18本のネジ止めをして完了。 押下重軽減(ラバー穴あけ) ラバーの穴あけはLite2のときと同様に直径4mmのポンチを使用。元の押下圧は45g、各キー2つ穴を開けることで35gに軽量化する。 穴あけが終わったラバーとコニックリングは上筺体を裏返したところに並べる。この際キートップをつけたままだと軸がじゃまして上手く並べられないので面倒でもキートップは外しておく。
打鍵感を決める要素にキートップ表面の感触が大きいことを実感。素のキートップ表面はツルツルでもガサガサでも無く、絶妙な感触だが、シールを貼ったことでこれが無くなり、結果打鍵速度が遅くなってしまった。もともとすっきりしたカナなしキートップだったのでそのままでも良かったのに、余計な事をしてしまった。
2つの東プレ静電容量スイッチキーボード ・NISSHO ELCTRONICS KB106DEとRealForce106 LA0100 KB106DEは筐体もキートップも大型で重量感があるどっしりとした造り。タッチは軽めで底打ち感があるが、RealForceの軽快さには欠けるところがある。親指シフターとしては、スペースキーが長すぎるのが難点。RealForce106と比べるとスペースキー以外はキートップ互換がありそうなので、交換してみた。 キートップと軸の比較 KB106DEのキートップはハイプロキートップと呼ばれているらしい。Realforceと比べると確かに背が高く、プラスチックも肉厚で重量がある。決定的な違いはキートップ上面が球面状の窪みになっていて押下時に指がスッポリはまる感じ。 軸もキートップに合わせたのかシリンダー部を囲う様にできている。 鉄板にはめ込む部分の形状は同じ。スタビライザー付のキーの軸も同じ。 軸交換 基板の分離 基板と鉄板を止めているネジをすべてはずし、基板と鉄板を分離する。このときラバー&コニックリングを基板側に張り付けた状態で分離する様に、少しづつ剥がしていくと余計な仕事が増えないで済む。 軸交換 鉄板から軸を外すのは上の写真の赤丸部分をマイナスドライバーなどで内側に押しながら、上から軸を押し下げるだけ。外した軸をもうひとつの鉄板に取り付けて、組み上げれば交換完了。 組み上げた状態だと見た目はあんまり変わらない。 KB106DEは重量感のある筐体でRealforceの軽快なタッチで打鍵でき、なかなか良い感じ。 Realforceは、耳障りなキーの戻り音がなく、ポクポクした感じの底打ち感があり、これもなかなか良い感じ。