すでに販売終了していると思うが、DELLのSK-8115は結構親指シフト向きのキーボードだと思う。
秋葉原のジャンクショップやyahooオークションには、今でも捨値で流通しているのでまだ入手は可能。
形は親指シフト向きだが、押下圧は60gと重いので、ラバードームに穴あけして軽量化してみた。
4mm穴3個で35gに軽量化。

上筐体と下筐体は16本のネジでとめてあるだけなので、これを外せば簡単に分解できる。但しピンク丸部分は隠しネジなので、蓋になっているゴムを外す必要あり。




メンプレンシートの配線を見るとテンキー部の配線が独立しているので、テンキーカットも簡単にできる。
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PC98用の親指シフトキーボード(ASkeyboard)を持っているがWindowsではうまく使えないので死蔵品になっているという方から依頼されて造ったもの。
依頼内容は、ASkeyboardの部品活用、コンパクトでキータッチが軽い(フェザータッチ)こと。
ALPS軸でコンパクトサイズのキーボードFILCO109Jが手持ちのストックにあったので、これで造った。
キートップとALPS黄軸は送ってもらったASkeyboardから移植。
基本的なカスタマイズはこちらと同じ。
FILCO コンパクトキーボードの最適化ただし、膝に乗せて使うのが好みとのことなのでキーボード本体の重量化は省略。


親指シフトキー共用型ならそのまま使えるが、独立型でも使える様に親指シフトキーの左右にEnterとSpaceを配置。Japanistで独立型を設定する場合の指定方法はこちら。
独立型変換キーを増設以下の小さな画像をクリックすると別窓で大きな画像が表示されます      | ①キー配置の検討 親指シフトキー2個をなるべく軸位置を変更しないで取り付ける配置を考える。このキーボードはスペース、変換、かなの3つのキーと親指シフトキー2個の幅が同じなので、B下割れにならないがこれで良しとした。 ②軸穴加工 空白キーのスタビライザー取り付け穴の仕切りと変換キーとカナキーの間の仕切りを削れば軸位置が調整できるので、今回はドリルの出番なし。ヤスリで仕切りを切り取る。 ③軸取り付け 基盤に軸足用のスルーホールを明け、軸を取り付け。スタビライザーをつける余地がないので軸と基盤はセメダインで接着。 通電チェック後、軸を分解しスムーズエイド塗布(2度塗り)。黄軸の押下圧は50gとやや重いのでスプリングカットし30gに調整後組み立て。 ④配線変更 ずらした変換、無変換キーの配線と同時に、元の無変換→Enter、右ALT→SPACE、右Win→右ALTに配線変更。配線には0.3mmのエナメル線を使用。長めに切ってハンダ付けし、余った線を既存のハンダを避けて配置することが楽にできるのでエナメル線は良い。長く使っていると、打鍵の衝撃で被覆が剥がれてショートするかも知れないが、まずは様子見。
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余談:個人的には押下圧40gが好みなので、30gは軽すぎて誤打鍵ばかり。最終打鍵確認は接点不良が無い事は
確認できたが、全体の打鍵感の善し悪しは判断できず。依頼者の判定待ち。
万人が納得するキーボードは存在しないと再認識。
いまさらではあるが、USBコンパクト親指シフトFKB8579-661/EVの押下圧を軽量化してみた。
公式の値は未確認だが、素の押下圧は55g程度と思われる。サブキーボードとして時々数分使う程度なら
ともかく、常用のメインキーボードとして長時間使うには無理がある。
押下圧軽量化の方法は以下と同じ。ラバードームに穴をあけるだけ。
[親指シフト]親指シフトキーボードを造る。(HHKB Lite2 for MAC)DELETEがFnキーとの組み合わせであるなど、キー配置に多少難はあるが、押下圧を30~40gに軽量化すれば
充分メインキーボードとして使える様になる。
ただ、筐体はネジ止めではなく、はめ込みなので分解がちょっとやっかい。
分解 以下の小さな画像をクリックすると別窓で大きな画像が表示されます    | (1)外観 (2)上筐体と下筐体はキーボード上側側面の4箇所でかみ合わせ 固定している。 (3)マイナスドライバーをかみ合わせ箇所に押し込み、できた隙間に クレジットカードなど固めのプラ板を差し込み4箇所同時に かみ合わせを解除する。 (4)上筐体と下筐体分離完了 |
    | (4)分離した上筐体の裏側。基盤とケーブルをとめいてる 4本の白いネジをはずし、メンブレン配線も抜き取る。次に鉄板を 固定している15本の黒いネジをはずす。 (5)鉄板の周囲を固定しているツメのかみ合わせをはずし、上筐体と 鉄板を分離。3枚のメンブレンシートを取り除く。 (6)ラバードームをはずして、必要な数だけ穴をあける。Enterキーだけ ラバードームが分かれているので無くさない様に注意。 (7)ラバードームと上筐体の隙間には結構ほこりがたまっているので、 掃除機で綺麗にする。
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おまけ:
左はTOWNSの親指シフトキーボードのキートップに交換したもの。キートップの重量が増しタッチがさらに快適になる。右はHHKB Proとサイズ比較。形だけの[変換][無変換]キーが無い分すっきりしている。

元祖はこちら
FKB8579USB親指シフトキーボード(コンパクト)USB親指シフトキーボードのキータッチ改善