cherryメカニカル軸は保守パーツ(キートップ、軸)を持っていないので、スペースバーの分割加工ができなかったが、増設軸はALPS軸でも出来そうな予感がしたので、試してみた。
結果は下の写真の通り。なんの不具合もなく完成。
残念ながらcherry軸の親指シフトキートップは存在しないので、加工は親指シフトキーのみ。
愛機はリニアタッチのALPS緑軸なので、タクタイル感のある茶軸は合わない懸念があったが、案外いいタッチ。
押下圧を40gに軽減したのが功を奏した感じ。

cherry軸とALPS軸の親和性がこれほどとは、やってみて初めて分かった。鉄板とPCB基盤の隙間、軸に取り付けるキートップの形状は100%同じ。違いは鉄板の穴の形とスルーホールの位置のみ。

以下の小さな画像をクリックすると別窓で大きな画像が表示されます  | このスペースバーの軸はBキー直下にないので、[無変換][空白][変換]の配置ではなく、[無変換][変換][空白]の配置で各キーのサイズを検討する。 赤四角に軸穴をあければ2箇所はOK。右側の1箇所は元の2つの軸穴の真ん中になるので鉄板マウントにならない。プラ板で補修してみる。 |
  | cherry軸だからなのかは断定できないが、ハンダに粘りが無く吸いとり除去は楽にできた。鉄板からはずしたときしか軸の分解ができないので、この段階で全軸のスプリングを一巻半短くカットしておく。 手持ちの余剰キートップをあれこれ組合せ、配置を決定。新しいキートップに合わせて鉄板に軸穴をあける。穴ひとつあけるのに1時間。3つを限度に軸配置を検討。 |
  | キートップの歪み、隣接キーと干渉しないことを確認。 たまたまだが、ALPS軸キートップとcherry軸キートップの前側面が一直線に揃った。 |
 | 鉄板と基盤を重ね、新しい軸穴に合わせてスルーホールを基盤にあける。今回は太い既存配線に重なってしまったので、ショートしないように、入念にパターンカット。
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 | 鉄板ダンプの効果がいまひとつ実感できないので、今回は文字キー部分のみ鉛テープを貼ってみた。 鉄板と基盤の隙間を埋めると底打ち音が優しくなる気がするので定型メニューとして今回も作成。 鉄板に軸を全て取り付け、ラバースポンジを隙間に埋めてから基盤を被せ各軸をハンダ付け。 |
  | 補足 配線には今回もエナメル線を使用。取り廻しが楽にできる。 スタビライザー用の留め具が上筐体に干渉してうまく嵌まらない事に気づき干渉部分(赤まる)を削り取った。 |
[親指シフト]アクリル絵具でJISカナ削除へ続く
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