PC98用の親指シフトキーボード ASkeyboard(8ピンコネクタ)
OLDMAC用の親指シフトキーボード Rboard for Mac(4ピンADBコネクタ)
をPC/AT互換機(Windows)に繋ぐ為の変換器があります。
PC98用は株式会社オブジェクト社製 Keyboard Converter 98 to AT
OLDMAC用はGriffin iMate ADB-USB アダプター
※いずれも製造・販売終了品です。
この変換器を使ってWindowsPCに繋いで親指シフト入力する方法を模索しました。


ASkeyboard、Rboard for Macのどちらもキーボード側面の切替スイッチで親指シフト配列とJIS配列の選択ができます。
各配列別の動作確認結果は以下の様になりました。
ASkeyboard 親指配列
全かな文字の入力ができました。Windows側にやまぶきやjapanistなどの擬似エミュレーションソフトは不要です。
ただ、キーボード側のかな・英数切替操作とIME側のかな・英数モード切替が連動しないので切替操作は煩雑 になります。また、モードずれにより入力がハングアップすることが頻発するため常用は困難と判断しました。
Rboard for Mac 親指配列
数字キーがJISかなになってしまい数字入力できません。
文字キーはなぜか長音(ー)と「ろ」が入力できません。
ASkeyboard ASCII配列、98JIS配列とRboard for Mac JIS配列
変換器で親指シフトキーを空白キーにするため、やまぶき又はやまぶきRでの配列定義は
「英語キーボードで親指シフト入力する方法」になりますが、安定した入力ができ実用的です。
とはいえせっかくの正規親指シフトキーボードなので、ASkeyboardは配線変更して通常の入力が出来るようにしました。
【配線変更の内容】
左親指シフトキー → 無変換キー
右親指シフトキー → 変換キー
無変換キー → Enterキー
変換キー → Spaceキー
快適です。これをメインキーボードに昇格させました。



左右の親指シフトキーはパターンカットすると、分断した配線のバイパスが必要になり煩雑なので今回はパターンカットなしで配線変更しました。
ハンダを吸い取った軸足とスルーホールの隙間に紙を入れ、上からマスキングテープを貼り絶縁し
導電テープで新しい接点を作りそこに新しい配線をハンダ付けしています。
英語キーボードで親指シフト入力する方法追記Rboard for Macも左右の親指シフトキー配線を変更してみました。
左親指シフト → F1
右親指シフト → F3
やまぶきRの[機能キー]定義
F1,無変換
F3,変換
とりあえずF1、F3キーを犠牲にしましたが他のキーでも可能です。

配線変更したのは赤い線です。右上の黄色い配線はもとからです。
(ASkeyboardをベースにマイコンチップを交換し黄色い配線変更してRboard for Macを作っている様です)
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